ケミカルピーリングをお受けになられる方へ
ケミカルピーリングとは?
皮膚表面に酸(グリコール酸やサリチル酸など)を塗布することで、皮膚の表層を溶かし、新しい表皮を再生させる治療法です。毛孔の角質の除去効果および皮脂腺の縮小効果があるため、ニキビの治療に有効なほか、真皮コラーゲンの活性化が図られるので、肌全体の質感の改善(いわゆる美肌効果)にも期待ができます。
実際の治療(グリコール酸によるピーリング)
- 洗顔していただいた後、まず皮膚表面の脱脂処理をおこないます。
- ピーリング剤を塗布し、5分から6分ほど反応させます。その間はピリピリあるいはチクチクといった
刺激感があります。(治療回数とお肌の状態によってピーリング剤の濃度を調整します。) - 滅菌精製水を用いてピーリング剤を中和・洗浄します。
- 高濃度リン酸型ビタミンC製剤を用いて、皮膚のトリートメントを行います。
以上でおよそ30分の治療となります。 - 上記の治療を2週間隔で5回から6回(1クール)行います。
注意事項
- 当日は日焼け止め程度の落としやすいお化粧でいらしてください。
- 施術後1日はお化粧を控えていただきます。顔全体が少し赤くなりますが、しだいに落ち着きます。
- 施術後当日は洗顔時にこすらないように、水をバシャバシャとかけるように洗ってください。翌日以降は石鹸を用いてかまいませんが、石鹸の泡でそっと洗顔してください。
- 施術後3日から4日間、皮膚表面が粉をふいた状態になります。化粧がのりにくいため、その間はなるべく保湿の化粧水および日焼け止めのみでお過ごしください。
- かさぶたを生じた場合は、決して無理にはがさず、自然に脱落するまでそっと扱ってください。なおピーリング剤の濃度が高くなるにつれ、部分的に軽度のかさぶたができやすくなりますが、自然な反応です。
- 施術後にわからない点などございましたら、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。