患者の皆様によりそった医療を心がけています

美容皮膚科治療

しみ、そばかす、赤ら顔、ほくろ、しわ、首すじのイボ、下肢の毛細血管拡張など

しみ

老化や過度の日焼けによる顔面や腕のしみ(老人性色素斑)、日焼け後の肩のしみ(光線性花弁状色素斑)、頬のそばかす(雀卵斑)などにはレーザー治療が効果的です。さらにケミカルピーリングや高濃度ビタミンC外用剤の他、脱色効果を有する外用剤を併用することで、治療効果が高まります。

  • なお、患者さんが頬のしみやそばかすだと思っていたものでも、本当はあざの一種であることがあります(後天性真皮メラノサイトーシスまたは両側性遅発性太田母斑様色素斑)。レーザー治療が有効ですが、その場合には健康保険が適応されます。
  • また更年期前後から出現する事の多い、肝斑(かんぱん)というしみの場合には、レーザー治療は効果がなく、ビタミンCやトラネキサム酸を内服しながら、局所への刺激をさける生活習慣を取り入れるなどといった保存的治療が有効です。

ほくろ

ほくろの治療は、ほくろのできている場所・形・大きさで最適な治療法が異なります。レーザーや高周波電気メス(RFナイフ)による焼灼、あるいはメスを使った切除、冷凍法などの中から最もあった治療法を選択します。(レーザーなどの新しい治療法が、必ずしも他の方法より優れているとは限りません。)なお臨床的に良性腫瘍や皮膚ガンが疑われる場合は組織検査を行います(組織検査を要する場合には健康保険が適応されます)。

にきび痕

にきび痕には、レーザー治療(Laser Skin Resurfacing)とケミカルピーリングを組み合わせたプログラム(Laser skin resurfacing program)を作成・施行しております。ニキビ痕の治療は、新たなニキビができない状態であることが前提です。なおレーザー治療は、肌質(スキンタイプ)によっては治療不可能な患者さんもいらっしゃいます。

*にきびの治療法については→ こちらをご覧ください。

毛細血管拡張症(赤ら顔)

顔面の毛細血管拡張症(いわゆる赤ら顔)には、V-beamIIによるレーザー治療が効果的です。健康保険が適応されるケースもあります。下腿(すね)や膝うらなどの小血管拡張には、V-beamIIレーザー治療を行います。

首すじに多発するイボ

中高年から生じる首すじに多発する小さなイボ(厳密な意味でのイボではありません)は、アクロコルドンといい、レーザー治療の良い適応です。

しわ

表面的なちりめんじわには、V-beamIIによるレーザー治療(Laser Skin Rejuvenation)を、しています。ピーリングにより、皮膚に張りを持たせることで目立たなくなることもあります。