しみ(老人性色素斑)
症例1
症例2
しみの治療をご希望の患者さんへ
現在しみの治療には、レーザー治療、トレチノイン療法、ケミカルピーリング、IPL-フォトフェイシャル、マイクロダームアブレージョンなど、多種多様な方法があります。おおまかな違いは、レーザー、トレチノイン、ケミカルピーリングでは、治療後に多かれ少なかれ皮膚にかさぶたが生じ、方法によって5日から1週間ほど治療部位をフィルムやガーゼで保護することが必要になりますが、その分治療効果も高く、短期間で目的が達成されることがしばしばです。一方IPL-フォトフェイシャルやマイクロダームアブレージョンは、治療後にガーゼなどは必要なく、メークをしながら治療することが可能です。
しかしその反面1回ごとの治療効果は少なく、結果的にはかなりの治療回数を要するので、時間と経費に余裕が必要です。現在当院では、しみに対してレーザー治療とトレチノイン療法を施行しております。
- レーザー治療:数種類のレーザー用いて、顔面や体に生じたしみを改善することが可能です。治療後に約1週間は照射部位を防水フィルムやガーゼで保護することが必要ですが、その分大きな改善が期待できます。
[¥33,000~:照射数で加算] - トレチノイン療法:トレチノイン(レチノイン酸)は、現在多くの美白化粧品に配合されている成分であるレチノールのおよそ100倍の生理活性を持つ、ビタミンAの誘導体です。このトレチノインの外用剤を用いて、しみの改善が可能です。レーザーと比較するとマイルドな治療法で、お化粧も可能ですが、効果が得られるまでには少々時間を要します。1クールおよそ3か月で、2週間ごとの通院が必要です。場合によっては2クールの治療になります。
[トレチノインジェル:¥5,500/10g/*活性持続期間1か月・要冷蔵]
レーザーおよびトレチノインと併用することで効果が高まる治療法
- ケミカルピーリング:しみのレーザー治療後には、およそ60%の方に一過性の色素増強反応が生じます。ケミカルピーリングは皮膚表面に弱い酸(グリコール酸ほか)を塗布することで、新しい表皮を再生させる治療法ですが、これを行うことでレーザーのあとの色素増強反応が、かなり押さえられます。さらにケミカルピーリングは毛孔の角質の除去効果および皮脂腺の縮小効果があるため、ニキビにも有効なほか、真皮コラーゲンの活性化が図られるので、結果的に肌全体の質感の改善(いわゆる美肌効果)にも期待ができます。なお治療に当たっては高濃度ビタミンCによるトリートメントも併用します。治療はレーザー後2~3週間後から開始します。
[¥16,500/1回 (1クール=5回/10週間)] - ハイドロキノン療法: メラニン色素の合成を阻害し、強力な漂白作用のあるハイドロキノン配合剤を用いてレーザー後のしみの予防をはかります。(¥2,200/5g/*消費期限2年、室温保存)
- 高濃度ビタミンCローション:メラニン色素の合成を阻害し、強い抗酸化作用を有するリン酸型ビタミンCの高濃度外用剤を用いて、しみの予防と皮膚のはりの改善を期待します。
[¥5,500(5%)~¥22,000(20%)/50g *活性持続期間1か月・要冷蔵]
自費Qスイッチレーザー治療料金
しみ、そばかす、ほくろ
- 10ショットまで ¥33,000
- 11〜30ショット 1ショット¥1,100
- 31ショット以降 1ショット¥550
【例:50ショットの場合】¥33,000 + ¥1,100×20 + ¥550×20 = ¥66,000
アートメーク除去、tattoo除去(電気彫り&青色のみ)
- 50ショットまで ¥55,000
- 51ショット以降 1ショット¥550
【例:100ショットの場合】¥55,000 + ¥550×50 = ¥82,500
※ 上記には当日の表面麻酔、内服薬、外用剤、ガーゼなどの代金が含まれます。
※ 目安としては10ショットで直径1〜1.5cmの範囲を照射できます。
※ ほくろやtattooの除去には最低5~6回の治療が必要です。