蕁麻疹じんましんについて

医療法人社団泰静会・大西医院

  1. 蕁麻疹は、皮膚のアレルギー反応の一種で、プックリした虫刺されのような赤い斑点や、地図状の赤い発疹が出現します
  2. 発疹は数十分から数時間続いた後、自然に消えていきますが、何度も繰り返し、その間はとてもかゆみがあります。
  3. 最初の蕁麻疹(急性蕁麻疹)が発症するきっかけはいろいろあり、皮膚のかぶれから生じることもありますが、一般的には食事性のものが多くを占めます。その場合は、えび・いか・ほたて・さばetcなどの魚介類(冷凍食品を含む)や、油もの、アルコール類、刺激物、などを摂取した後から症状が出てくることが多いようです。(その他薬剤、アレルギーを有している食品や健康食品の摂取など様々です。)
  4. 急性蕁麻疹が一旦発症してしまうと、皮膚はもとより、全身がとても過敏な状態に陥り、それがしばらくの間続きます。
  5. 皮膚がいったん過敏状態になってしまうと、当初の原因(上記3)とはなんら関係なく、いろんな誘因から蕁麻疹が生じやすくなります。例えば入浴や寒冷刺激などのちょっとした温度変化や、運動などによる血圧の変動、こすれる、ぶつかるといった皮膚への物理的な刺激や、精神的ストレス、少量の飲酒など、さまざまな外界からの刺激に容易に反応して蕁麻疹が出てしまう状態になってしまいます。
  6. 5の状態が1ヶ月以上続くものを、慢性蕁麻疹といいます。
  7. 慢性蕁麻疹は、急性蕁麻疹の症状が強かった場合や、初期治療が不十分だった場合、もともとアレルギー体質をお持ちの患者さんの場合などが陥りやすいと考えられます。

実際の治療と注意点

  • 治療の基本は飲み薬です。アレルギーを抑えるお薬によって、人工的に蕁麻疹を出ない状態にします(症状の強さによって数種類の薬を組み合わせます)。
  • 急性蕁麻疹の初期の場合は、7から10日間の内服が必要です。
  • すでに慢性蕁麻疹になっている場合は、3ヶ月以上の内服が必要です。お薬をある期間継続して飲み続け、蕁麻疹を出さない状態を持続させることで、過敏になった体から、徐々にもとの状態を取り戻していこうとする治療です。薬の量も長期間かけて、段階的に減量して行きます。
  • 慢性蕁麻疹の治療は、くせになった過敏症状を体から忘れさせる治療ともいえます。したがってこの間はお薬をしっかり忘れずに内服し、蕁麻疹を出さないようにしなければなりません。この間ひとたび蕁麻疹を出してしまうと、その時点から治療がまた振り出しに戻る場合もあります。ご注意ください。
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