苺(いちご)状血管腫の治療
**苺状血管腫は出生時は平らであまり目立ちませんが、生後まもなくから(数日から数週)急激に盛り上がってくる赤あざで、その外観から苺状と名付けられた血管腫です(左写真左参照)。放置していても年月とともに自然に小さくなっていくので(自然退縮)、従来は何もせずに様子を見ていればよいとされてきました。しかし自然に小さくなるとは言っても、全ての苺状血管腫があとかたもなくきれいに消え失せるわけではありません。外観的に目立つきずあと(不全退縮)となってしまうことも少なくないのです(左写真右参照)。この疾患に対しても最近はレーザー治療が積極的に行われるようになり、かなりの効果が得られています。すなわちまだ盛り上がる前の比較的平らな早期の段階でレーザー治療をすることで、血管腫を盛り上がらせることなく、退縮に追い込むことができます。悪化しないうちに退縮させることができれば、結果的にあとも目立たなくなるわけです。またたとえ一旦盛り上がってしまったものに対しても、レーザーはその退縮を速める効果があります。なお、まぶたや唇、鼻孔部や肛門部などに生じたものではそれぞれ視力や呼吸に障害を与えたり、腸閉塞を来す危険性も有ります。その場合は特に早急に処置を施さなければなりません。

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インフォームド・コンセント(抜粋)

左:胸に生じた
苺状血管腫
右:苺状血管腫の
不全退縮
治療の実際
左:まだ平らな時期の
苺状血管腫
右:早期治療1年後
盛り上がる途中の
苺状血管腫
レーザー治療後6ヶ月
左:すでに隆起している
苺状血管腫 
右:レーザー治療後1年
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